クリスチャンの金言(142)トーマス・カーライル(1)
クリスチャンの金言(142)トーマス・カーライル(1)
「雄弁は銀なり。沈黙は金なり。」
「沈黙は口論よりも雄弁である。」
「人と争う時、どちらかが怒り始めるや我らはもう真理のために争っているのではなく、自分自身のために争っているのである。」
「自分よりも優れた人を称賛できる心。それが、人間が持ちうる最も素晴らしい心である。」
「自分より身分の低い人に対する接し方に、人の偉大さは現れる。」
「明確な目的があれば、どんなに険しい道でも進むことができる。その一方で、目的がなければ、平坦な道でさえ進むことはできない。」
「一生の仕事を見出した人には、ほかの幸福など必要ないのです。」
「勤労はつねに、人類を悩ますあらゆる疾病と悲惨に対する、最大の治療法である。」
「失敗の最たるものは、失敗した事を自覚しない事である。」
「火が光の初めであるように、つねに愛が知識の初めである。」
「どんな確信も、行動に変わらなければ、価値は無い。」
「その思想がたとえ高潔なものであっても、人間の最終目標は、思想ではなく、行動である。」
「人生で最も大切なことは、はるか彼方にあるものを、見ようとすることではなく、目の前にはっきり見えるものを、きちんと実行すること。」
「人が出来ることのすべてをしないなら、そのうち、しなければならないことすら、出来なくなる。」
「すべての偉業は、最初は不可能だと言われていた。」
「人間にとって最優先課題は、この世で自分がなすべき仕事を見出すこと。」
トーマス・カーライル(1795-1881年)スコットランドの思想家、歴史家、作家、大英帝国(ヴィクトリア朝)時代を代表する言論人であった。代表作は『英雄崇拝論』『フランス革命史』など。ドイツ文学も研究し、ゲーテとの往復書簡がある。日本では内村鑑三、新渡戸稲造らに多大な影響を与えた。夏目漱石はロンドン留学時に彼の記念館を訪れ、紀行文「カーライル博物館」を書いている。